蓄膿症(副鼻腔炎)の原因
虫歯から蓄膿症(副鼻腔炎)へ
ほとんどの子供には虫歯があります。大人の歯は子供に比べて歯の表面(エナメル質)が完成されていて虫歯にはなりづらいのですが、子供の乳歯は柔らかく直ぐに虫歯になってしまいます。
虫歯をいつまでも治療せずに放置しておくと、どんどん内部まで進行していき歯根まで犯されるようになります。歯根まで犯されると今度は上顎洞まで細菌が入りやすくなってしまいます。
子供に多いのが虫歯から蓄膿症(副鼻腔炎)です。虫歯からなる場合は上顎洞が炎症を起こし、これを歯性上顎洞炎と言います。
鼻から細菌やウィルスが入って起きる上顎洞の炎症を鼻性上顎洞炎と言います。一口に副鼻腔炎と言っても細分化された呼び方があるわけですね。
虫歯は歯だけの問題ではありませんので、子供が虫歯になったら放置せずにしっかり歯医者で治療をさせることが大切です。
風邪から蓄膿症(副鼻腔炎)へ
風邪をひいているときは通常時よりも免疫力が落ちていますので体の抵抗力は弱っています。何度も鼻をかんでいると鼻の粘膜が切れてしまいそこから細菌が体内に侵入してきます。
侵入してきたウィルスや細菌を殺そうと、白血球はそれらを取り込み殺していきますが、その死骸が膿となります。
蓄膿症(副鼻腔炎)の初期症状は、鼻づまりですので鼻づまりを軽視せずに治療することが蓄膿症(副鼻腔炎)の予防になります。
鼻のかみすぎも良くありませんので、お子さんにもそのことを伝えて風邪をひいたときのリスクを教えておくことが必要だと思います。特に子供は大人よりも蓄膿症(副鼻腔炎)になる確率が高いです。
アレルギー性鼻炎から蓄膿症
花粉症を患う人が多いのですが、この花粉症により一日に何度も鼻をかんでいるうちに、鼻の粘膜を傷つけてそこからウィルスや細菌が入り蓄膿症(副鼻腔炎)になる人が増えてきているそうです。
余談になりますが、杉茶カプセルエクストラゴールドというサプリメントがありますがIBCラジオの人気アナウンサー(水越かおる)が大絶賛しているもので、毎年悩んでいた花粉症がスッキリできたと番組内で言っておりました。
中耳炎と蓄膿症(副鼻腔炎)
蓄膿症(副鼻腔炎)になると中耳炎になる可能性が高まります。子供は大人と比べて耳管が広く短いので、内耳まで細菌が到達しやすくなっています。
その逆に中耳炎になると、蓄膿症(副鼻腔炎)になる可能性が高まります。中耳炎は鼓膜の内側(中耳)に膿が溜まる病気で耳が詰まった感じになったり、痛みを感じたり(激痛のときもあり)、耳から膿(汁)が出てきたり、発熱があったりします。
ストレスと蓄膿症(副鼻腔炎)
ストレスと蓄膿症(副鼻腔炎)は何も関係ないように思われるかもしれませんが、ストレスからも蓄膿症(副鼻腔炎)になります。
ストレスが溜まりますと、免疫力が低下してきます。免疫力が低下してくると通常は予防できる細菌の進入にも負けて炎症を起こすことになります。
免疫力を高めておくことが、蓄膿症(副鼻腔炎)の予防に役立つことになります。
遺伝と蓄膿症(副鼻腔炎)
遺伝が原因で蓄膿症(副鼻腔炎)になりやすい人もいます。
鼻の構造が蓄膿症(副鼻腔炎)になりやすい構造をしている人もいます。親が蓄膿症(副鼻腔炎)を患っている場合、鼻の構造は親と似ている可能性が高いので、日ごろから意識して気をつける必要があります。